2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

陽イオン(カチオン)界面活性剤

陽イオン界面活性剤の得意分野は柔軟剤です。洗濯後に使用する柔軟仕上げ剤のほとんどがこれに属します。水に溶けた時、母体がプラスに帯電するので、繊維側にマイナスがあると電気的に引きつけあって強く結合します。ウール、綿、シルク、アクリル、ナイロ…

陰イオン(アニオン)界面活性剤

では今日は陰イオン界面活性剤についてお話します。「陰」とありますので陰気な感じがするかもしれませんが、化学物質に陰気も陽気もありません。乾電池を思い出してください。マイナス極(−)を陰極、プラス極(+)を陽極といいますよね。日本語ではマイナ…

硬水と軟水

各種界面活性剤の具体的な話をする前に、少し水の話をさせてください。今では、いろいろな種類の天然水がスーパーで販売されていますので、多くの方がご承知と思いますが、水には硬水と軟水があります。もちろん、ゲンコツで叩いても硬さに違いがあるわけで…

界面活性剤の種類

お盆休みをいただいていました。また再開しますね。今日は界面活性剤と言ってもいろいろな種類があるの巻です。大分類で4種です。分け方ですが、その活性剤が水に溶けた型で分類します。食塩を思い出してください。化学式を憶えておられますか?そうです。N…

手作り石鹸にはご用心を・・・

石鹸の成分の説明をしましたので、お役立ち情報としてお話させていただきます。前回、古くなった揚げ油から石鹸を作るサークルがあると話ましたね。揚げ油は菜種、大豆、ひまわり、紅花、ゴマなどの単品又はブレンド品でたくさんの脂肪酸が含まれています。…

人類初の合成界面活性剤・誕生物語2

では何ができたのか説明しますね。実は石鹸ができていたのです。まず、石鹸とはなんぞや?から始めますね。最近ではてんぷら油の廃油から石けんを作るサークルがありますので、ご存知の方も多いとおもいますが、動植物油にアルカリを反応させたら石鹸ができ…

人類初の合成界面活性剤・誕生物語1

今日は眉唾な話を一席。ご承知のように、太古の人類は狩猟によって生きてきました。ここからは私の作り話が混ざっていますので、ご容赦ください。ある日、お父さんが久しぶりにイノシシをしとめて帰ってきました。早速、皮をはぎ、肉は丸焼きにして、一族郎…