月食と夕焼け
いろいろな方が土曜日の皆既月食のことを取り上げておられましたの
で私も一席。
あの皆既月食の時の赤銅色と夕焼けは同じ現象なのをご存知でしょう
か?まずは夕焼けから・・・。
昼間の太陽光は白いのに、日没寸前には真っ赤になります。何故か?
太陽光は様々な波長の光が混ざっていますよね。虹でご承知の通りで
す。波長の短い青っぽい光より、波長の長い赤っぽい光の方が大気に
吸収されにくい性質あります。分厚い大気層を通過してくる夕方には
青っぽいのが届かず、赤っぽいのだけ目に入るので赤い太陽になり、
夕焼けの完成となります。次に皆既月食の赤銅色・・・。
月が地球の陰に入るわけですから、真っ黒になってもよさそうなので
すが、これも赤っぽい波長の光が地球の大気によって裏側に屈折し、
その光が月を照らしているんです。月から見たら日食になりますね。
地球のサイズが大きいから皆既日食でもコロナは見えないのかな?
だったら地球の大気層が赤っぽく見えるのかな?行ったことがないの
分かりません。詳しい方がおられましたら教えてください。