ビールビンの水滴を科学する

いやになるぐらい蒸し暑いですね。今日は今シーズン最高の湿度だっ

たかもしれません。こんな日は、キューと一杯、ビールですよね。未

成年の方はジュースでご辛抱を・・・。

今日は、ビールビンやグラスに付く水滴についてです。これがまた、

冷たさを視覚で感じられるので、いいんですよね。

でも、これを説明するにはちょっと科学が必要になります。これは飽

和蒸気量と深く関係している現象です。

ご承知のように、気温が高くなると空気に溶け込める水蒸気の量が多

くなります。この季節、湿度100%に近いですから、体温調節のため

にかいた汗が、蒸発できず、不快と感じます。

冷蔵庫から出したビールは5℃ぐらいに冷えています。食卓に持って

いくと、たちまち水滴が表面を覆います。ビールビンの表面の空気が

冷やされて、そこにあった水蒸気が溶けることができなくなって、液

体に変化してしまいます。これが視覚に訴えてよりおいしそうに見え

る秘密です。

今日は、同級生との暑気払いがありますので、早くしまって会場に移

動、水滴の観察をしてきます。